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生013:トリマーから保護犬たちへのクリスマスプレゼント!
「第1回 日本ペットサロン協会 ボランティアトリミング」リポート

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去る12月17日(火)、「保護犬たちのサンタになろう!」を合言葉に25人のトリマーが、東京・駒沢の国際動物専門学校に集結!
「第1回 日本ペットサロン協会 ボランティアトリミング」、略して「ボラトリ」が開催されました。果たしてボラトリとは、どんな取り組みなのでしょうか?

今回のボラトリは日本ペットサロン協会とPET-SPA(株式会社アドホック)、国際動物専門学校が共同で開催したもので、動物保護団体Wonderful Dogsに一時預かり中の保護犬25頭が参加、プロのトリマーによるトリミングサービスを受けました。トリミングを担当したのはPET-SPAで活躍中の現役トリマー21人と国際動物専門学校でトリミングを教えている講師4人、そして日本ペットサロン協会の中島秀輔事務局長。
犬たちは、まずしっかりシャンプーをしてもらった後、いよいよトリミング台へ!ブリーダー崩壊の現場からレスキューされたばかりの「トリミングは初めて」という犬もいたのですが、さすがプロのトリマーだけあって、犬の扱いは慣れたもの。犬がおびえたりパニックになったりしないように優しく声掛けをしながら、手際よくハサミを動かしていきます。ちょっと毛が伸び気味だった犬も、みるみるうちにすっきり大変身!やはり見た目の印象は、トリミング次第ですごく変わるのです。
Wonderful Dogs 岩渕友紀代表は「普段、トリミングの費用は預かりボランティアが各自自腹で払っているので、今回のように無償で受けさせてもらえると、非常に助かります」と喜んでいました。

ペットサロンの繁忙期でもあるクリスマスシーズンでの開催を選んだことについて、主催者のアドホックの田中健司社長は 「保護犬の譲渡件数が増えるクリスマスシーズンを前にトリミングで犬たちの魅力を引き出し、一頭でも多くの犬に新しい家族と出会ってほしいと願って、あえてこの時期に開催することにしました。僕たちの仕事は犬あっての仕事ですから、今回は僕たちがサンタになって、犬たちに恩返しをしているつもりです」と話していました。また同じく主催者の日本ペットサロン協会・中島秀輔事務局長は「いろいろな犬と接することができるので、ボラトリはトリマーにとっても非常に良い経験になる。今後も協会はこの取り組みをバックアップしていき、保護犬の譲渡促進につなげたい」と今後の意気込みを語りました。そう。ボラトリは保護犬にとってもトリマーにとってもメリットのある試みなのです!
約3時間で、25頭すべてのボラトリは無事終了!最後に主催者で会場を提供した国際動物専門学校の下薗惠子理事長が「ボラトリはトリマーにしかできない保護犬レスキュー活動です。今後もぜひ定期的に続けていきたい。学校としても全面的に協力していきます」と挨拶、会を締めくくりました。
見事なトリミングでますます可愛くなった保護犬たち。一日も早く、新しい家族との出会いがあるといいですね!

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左から会場を提供した国際動物専門学校の下薗恵子理事長、21名ものトリマーと共に参加したPET-SPA田中健司社長、率先してトリミングを行ったペットサロン協会の中島秀輔事務局長

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ミニチュアシュナウザーの結衣。左はトリミング前、右はトリミング後。これですっきりしてクリスマスを迎えられます。来年のクリスマスは新しい家族と迎えられますように!

 
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会場となった国際動物専門学校の美容実習室。一挙に25頭ものトリミングが同時にできるのは学校という設備が整った会場であるからこそ。
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「このようなチャリティイベントに参加できることをトリマーとして誇りに思います。保護犬の存在を広く知っていただくきっかけにできたら嬉しいですね」
(PET-SPA埼玉エリア 大村マネージャー)
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「保護犬の中には、知らない人におびえてパニックになりやすいコもいるので、とにかく優しく接することを心がけました。一頭でも多くの犬が幸せになれることを祈っています」
(国際動物文化専門学校美容教員 絹山藍先生)
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「トリミングで見た目が可愛らしくなると、新しい家族も見つかりやすくなるので、まさに願ったりかなったりです」
(Wonderful Dogs 岩渕友紀代表)
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