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新企画第1回目は若年期(生後半年~1年)のしつけや体調管理の方法をご紹介。 この時期のしつけが、成犬になってからの性格に大きく影響するそう。
榎本さんファミリーは、キャバリアの隼人を迎えてまだ3ヶ月。これまで小鳥などは飼っていたものの、犬を飼うのは初めてで分からないことばかり。そんなご家族にドッグアドバイザーの鈴木先生が食事やしつけ、散歩についてアドバイス。

遊びはオンとオフのメリハリを

生後5ヵ月の隼人は人なつっこくてやんちゃ。お気に入りのロープのおもちゃで楽しそうに遊びます。若年期の遊びについて鈴木先生は「オンとオフのメリハリが大事」だと言います。「遊んでいる途中で抱きかかえるなどして休憩を入れ、じっと動かない状態で落ち着かせます。休憩ができたらまた遊びを再開させ、この短い時間の遊びを何度も繰り返すのがポイントです。特に幼少期は自分で情緒のコントロールができないので、人間が管理してあげてください」。クールダウンの感覚を覚えると、オンオフの切り替えができる子に育ちます。また、長い時間興奮していると気持ちが煽られ気が立ったり、心臓にも負担がかかるので、体のためにも途中の休憩は大切。「うまくできたらしっかりほめてあげてくださいね」

全身を触って体調をチェック

もう一つ、若年期にやっておきたいことは、「全身を触る」こと。耳やしっぽ、指先など嫌がりやすいところも触って、子どものときにどこを触られても平気な状態にしておくことが愛犬の健康につながります。「隼人は元気いっぱいに動き回るけど、触らせてくれるかな?」と心配そうな奥さんに鈴木先生は「はじめは寝る前などおとなしいときを狙って」とアドバイス。全身を触ることで、しこりや傷を早期に発見することができます。毎日、触る順番を決めれば、もれのないよう全身を触ることができます。手が愛犬の体を覚えるので、太った、やせたという体の変化にもすぐに気が付けるようになります。

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榎本さんファミリー

隼人(はやと)[キャバリア・キングチャールズ・スパニエル 5ヵ月]

奥さんが「犬を飼いたいな~」と思っていたところに娘さんも大賛成し、生後2ヵ月の隼人を迎えることに。犬を飼うのは今回が初めてで、体調管理やしつけなど、元気いっぱいの隼人を相手に絶賛奮闘中!鈴木先生のアドバイスを聞き、愛犬とのさらなる幸せな生活を目指します。

食事量は健康のバロメーター

「毎日の食事量にムラがあるんです」と奥さんは隼人の食事に不安を感じているようです。鈴木先生は、「食事量、運動量や天候などの記録を取るのもいいと思います。犬によっては低気圧によって食欲をなくす場合もあります。雨の日は食べる量が少ないなど、何か理由があるはず。記録することでそのヒントをつかむことができると思います」とのこと。 わんダントは、食事量やウンチの回数、そして状態も記録することができます。「ウンチの回数が多すぎるのは、栄養が十分に吸収されていないからかもしれません。2週間を目安にフードを変えることを検討してみてもいいでしょう」

散歩はどの程度すればいい?

「散歩量の目安はどの程度なのでしょうか?」という奥さんの質問に対し、「帰ってきたあとの疲れ具合が目安になります。落ち着くようであれば足りていますし、まだ元気よく遊び続けるようなら、足りない可能性があります」と鈴木先生。 散歩後の疲れ具合とわんダントに記録される歩数を比較してみると、成長によって変化する最適な散歩量を簡単に知ることができるのでオススメです。

温度調節は犬目線で

室内犬の場合、温度調節には注意が必要。快適な温度は人間も犬もほぼ同じですが、背の高さが違う人間と犬とでは感じ方が違う場合があります。冬、暖房の熱が上の方にばかりいって、足下で愛犬が寒い思いをしていることはよくあるのだそう。「特にパピー期はまだ完全に温度調節機能が備わっていないので、服を着せて補うことも効果的です」と鈴木先生。またわんダントは、首周辺の気温を記録してくれるので、適切な温度調節をするのに役立ちます。

ブルブルは緊張のサイン

特に濡れたりしていないのに犬がブルブルするのは緊張している証拠。鈴木先生は、「ブルブルをチェックして、人ごみや騒音が原因なら、そこから一旦離れて落ち着かせることが大事です」と言います。また大事な愛犬がストレスを感じていないか、わんダントのブルブル測定機能によって気づくことができます。

しつけも体調管理も若いうちから

若年期のしつけが大切なことは知られていますが、実は体調管理の上でも若いうちから色々とチェックすることが大切です。愛犬のことを把握していれば、ちょっとした体調の変化にも気づくことができます。日頃から体調管理して愛犬と幸せな毎日を送りましょう。

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ドッグアドバイザー
鈴木美和子さん
出張しつけ・イベント企画「clover」代表。

愛犬が飼い主に愛され、いつまでも健康で暮らせるよう、しつけだけでなく、日々の食事やマッサージ、ストレッチや運動、ケアなどさまざまな角度からアプローチしている。

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寝顔や楽しそうな顔など愛犬の写真をアップロードしよう。日付ごとに楽しいコメントを添えて記録すれば、あとで見返すのも楽しい。愛犬とのかけがえのない日々の記録は、きっと飼い主にとって宝物になるはず。お気に入りの写真はSNSに投稿してみんなに幸せをおすそわけ。

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