新田家の愛犬ピースは人懐っこい性格で好奇心旺盛!なんでも口に入れてしまう癖があり、針を飲み込んで病院に担ぎ込まれたことも ... 。食欲も旺盛で、モリモリ食べているうちにみるみる体重が増加して、ついに34kgを突破!ウエストのあたりは、むっちりとお肉がついて、このままいくとメタボ予備軍間違いなし! !高校生を頭に3人のお子さんがいる新田さんファミリーが一致団結して、ピースの「スリムわん!」に挑戦します!
力が強い大型犬は、お散歩の時についつい飼い主さんをひっぱりがち。そんな大型犬の飼い主さんに多いのが、お散歩時間が減ったり不規則になるケースで、肥満になる原因の一つ。愛犬にひっぱられない安全なお散歩を身につけて、飼い主さんもお散歩タイムを楽しみましょう。愛犬とのコミュニケーションも深まり、ココロもカラダも健康になります。;
犬種によって運動量は様々ですが、どんなに小型な犬でも散歩は必要です。散歩は運動のためだけでなく、外の空気を吸ったり日光を浴びたり、犬にとってココロもカラダも健康に過ごすための大切な時間。飼い主さんとコミュニケーションもとれて、ストレス発散にもなるでしょう。
生後2ヶ月で新田家にやってきたピース。長年、犬を飼いたがっていた新田家の子供たちから兄弟同然にかわいがられ、元気いっぱいの日々を過ごしています。
ところがある日、定期健診で獣医さんから「太りすぎなので気を付けてください!」と注意を受けて、びっくり!気づかぬうちに、ピースは3か月でなんと4kgも体重が増え、標準体重より6kgも重い、34kgになっていたのです。考えられる原因は、やはり食べ過ぎ。実は新田さん、フードの袋に表示されている「適量」の単位を見間違え、多く与え過ぎていたそうです。
「毎日ピースを見ているので目が慣れてしまって、太りすぎていることに気付いていなかった」という新田さん。獣医さんに「肥満になると足腰に負担がかかって関節炎やヘルニアを起こしやすくなってしまう上、糖尿病や高血圧など生活習慣病のリスクも高まる」 と聞いて一念発起、家族で一致団結してピースのダイエットに挑戦することにしたのです。
まず取り組んだのは食事量のコントロール。フードは適量、おやつもご褒美程度をキープ!フードの量を減らした分、白菜やキャベツなど低カロリーの野菜をトッピングしてカサを増やし、満腹感を得られるようにひと工夫。おやつも低脂肪・低カロリータイプのものに変えるなどした結果、なんとわずか1か月で約2kgの減量に成功したのです!
「やればできる!」と確信した新田さん、次はわんダントを使って運動量のコントロールに挑戦することに。これまでも朝夕の散歩は毎日欠かしたことがないというピースですが、「毎日1時間散歩に行っているつもりでも、途中で友達と出会ってついつい立ち話をしてしまう日もあって、実際の運動量は日によってかなりバラつきが...。 わんダントで歩数をカウントすれば、運動量の増減が目に見えるのがいいですね」という新田さん。歩数が少なかった日の翌日は、意識して長めに散歩したり、週末には遠くのドッグランに連れて行ったりして、運動量を調整しているそうです。
わんダントを使い始めて1か月。まだ大きな変化は見えていませんが、新田さんは、「なんとか年内には標準体重まで落としたい!」と意気込んでいます!大好きなおやつが減ってちょっとがっかりのピースですが、お散歩の時間が増えたのはとっても嬉しそう。目標体重までがんばって!
成城こばやし動物病院
院長 小林先生
小林先生からのアドバイス
運動量のコントロールで 規則正しい生活を
昔と違い犬たちの暮らしは外から室内へと変わりましたが、外飼いは肥満犬が少ない一方で、室内飼いの犬たちは肥満がとても多くなっています。 以前より人間と動物の距離が近づいているため、 犬たちの要求に気づきやすく、おやつなどを与えやすくなっているからでしょう。 犬たちは、自分で勝手に太っていくわけではありません。ゴハンの量やオヤツの回数、お散歩の時間や距離を決めることができる飼い主さんこそが、愛犬のカラダ作りを左右しているのです。また、規則正しく生活しているつもりでもお散歩時間を測ってみると不規則で肥満の原因になっていることも。お散歩時間や愛犬の歩数を記録して、一度決めたお散歩量の継続を目指しましょう。